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2010/2/24 一面の価値

新聞の一面の右上、その新聞の名前の下には通常の場合広告が載っていますよね。僕は、このスペースの広告のことを勝手に 「ステータス広告」 と命名していて、単純に出したいから出せる代物ではない、選ばれた広告主が出す広告だと思っています。

ここ1年ほど、福井県下で1番のシェアを持つ地方紙のステータス広告を見続けてきて、僕には気になっていることがあります。

ステータス広告の広告主さんが、極端に偏っているんです。
ほとんど (恐らく全て) が、税理士事務所さんか開業医さんなんです。
これって、果たして正常なんでしょうか?

僕の愛読している全国紙は 「日本経済新聞」 1紙だけなんですが、ステータス広告の広告主さんとしては、各種メーカーからコンサル会社金融機関とバラエティーに富んだ企業さんが並んでいます。

この事から推察すると、この福井の地方紙が別にメーカーや金融機関なんかを嫌がっているのではなく、恐らくいつの間にかこうなってしまっただけなんだろうと思います。

でも僕は、この事実を大変な問題だと思っていますし、とっても淋しく感じていますし、これが福井の (というか、地方の) 弱さの現れのような気がしています。

外からお金を持ってくる企業が、全く出していない・・・。

税理士さんやお医者さんは、自分でお金を生み出せるお仕事ではありません。まず税理士さんの場合は、顧問先がリスクを負って稼いでくれ顧問料を払ってくれるお陰で、自分たちも食べていけます (これは我々保険屋も同じような位置付けです)。またお医者さんの場合も、自分で患者さんを作り出すことは出来ませんし、そのお医者さんの治療行為による収入で、その地域全体が栄えるというほどの経済効果は望めません。

その地域でお金を稼ぎ出し経済を回しているのは、メーカーさんであり、お店で販売をされている方であり、農林水産業をされている方であり、その他実需を生み出している方々です。

今の福井では、こんな企業さんにステータス広告を出す余裕が無くなっているように見えてしまいます。また新聞社側も、ステータス広告の広告主には、不安定な一般企業よりも、安定している税理士さんやお医者さんが無難だと考えているように思えます。

すいません、ちょっと誤解を招く表現になりました。僕は、今ステータス広告を出している方々を批判しているのではありません (羨ましくは思ってます)。しかし逆に、この新聞社の姿勢には批判をしているつもりです。

福井にも大手企業はあります。ユニークな活動をされて高収益を挙げているメーカーさんやお店もあります。そんな企業さんにお願いして何社かがこのステータス広告を出してくれると、福井の経済界も盛り上がるし、僕の気持ちも晴れやかになるような気がしています。

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管理者 水上大哉
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