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コラッ!ム その4 「マスコミと称される者たち」

5月中旬に、ある“ 大手テレビ局 ”が“ 大手通販会社 ”を買収するというニュースが発表された。このニュースを見た瞬間、次の「コラッ!ム」ネタはこれしかないと思っていた。随分遅くなったが、ようやく考えがまとまったので書いてみることにする。

テレビ局は公的な側面を持ってはいるが、さりとてNHK以外は民間企業、もちろん収益は必要である。民放の収入源は何と言ってもコマーシャルが主体であり、民放各社は、コマーシャルを採るために営業活動をする。そして、そんな営業の前提となるのは、第一に魅力的な番組であり、第二にマスコミとしての中立・公正な態度や、それに伴う信頼性であると思う。

そんな前提条件をもとに、我々一般庶民は、マスコミにエールを送り、マスコミの発信する情報を信用をしてきた。でも、そのマスコミが、自ら通信販売を始める時、マスコミは、マスコミとしての使命を放棄していると感じてしまう。

「自局の番組宣伝のための番組」を量産し、自社ドラマと連動させた映画を作り、それがさも優良映画のように宣伝するところまでは、今まで何とか我慢をしてきた。しかし、今後はテレビ局自身が、直接マージンを得るために商品名を連呼するのだという・・・。

ずばり“ 戦時中の大本営発表 ”のようなものだと感じてしまう。

「この商品は良いですよ」は、第三者が言うから値打ちが有るのであって、本人が言ってどうする。客観的な立場で批判し、謙虚な立場で主張するのがマスコミの使命であり、本来像ではないのか。

たとえコマーシャルを貰っている会社であっても、事ある時はズバズバと批判する。だからこそマスコミなのである。自社で直接商品を扱う時、それが出来るのか? ナアナアになる事は、今の番宣命の姿を見れば明らかなのではないか?

県内のFM局においても、近年ラジオショッピングというコーナーができ、中年女性が早口でまくし立てる感じの商品紹介が行われている。この通販、コマーシャルとしてではなく、番組の中で突然始まるからタチが悪い。FM局のハイセンスなイメージを期待して聞いているのに、それをぶち壊し地に落としてでも収益を上げたいのか、と情け無くなってしまう。僕は、この女性の声が聞こえた瞬間スイッチを切るようにしているし、最近ではお昼の時間はこの局自体を聞かないようにしている。

つまり、この例が示すように、通販で上げた収益分は、別の形で抜けていってしまう可能性が高いということだ。

もういい、テレビもラジオももういい。商品はネット上で探すからもういい。確かにネット上には怪しい情報が溢れているけど、それとて自己責任、上から目線で押しつけられた情報よりよっぽどマシだ。という感じになってしまうということだ。

コラッ!マスコミと称される者たち!! 

ここで方向性を正さなければ、君たちに未来はないと思う。
基本に立ち返って、気高く、清廉で、先見性を持った君たちでいてくれ。
そして、僕を昔のままのテレビッ子、ラジオッ子でいさせてくれ。

コメント
情報に対するコスト意識の低さが問題なのかもしれません。

ネットの情報はタダのように思えますが
毎月ネット接続でかなりの金額を払っているはずですし、通常の商品購入のコストに広告などの情報量が含まれてもいます。

最近はやりのPB商品を大手がOEM供給している話も、昔なら絶対に隠されていたものですが、今では堂々と宣言したりしています。

気づいているのに気づいていないこと。
それに尽きます。

生活者の消費活動の本質は
情報の消費であるはずなのに
情報に対するコスト意識の低さが
いろんな面でせちがない時代に思えるのかもしれませんね。

エコという面でいえば、
意味のないブログなんぞは真っ先にカットされるべきものですが(笑)、
一方で必要な情報をコストという言葉でカットしようとしている時代なのかも・・・ですね。


大間のまぐろの価値はその情報にこそあるわけで(食べた事ありませんが・・・)、
少なくともそんなに多くの人が他のマグロとの違いを見分ける舌をもっているとも思えないくせに、産地偽装などには目くじらを立てて怒ってみせる。もちろん犯罪ではありますが、情報でしか商品価値を見出せない風潮こそが問題であるということでしょうか。

情報を受信するのはコストであるという意識が、たぶんテレビ・ラジオには50〜60年
の歴史で定着しなかったのでしょう。
NHKですら金払ってるからという意識で見てない方に問題アリです。民法に至っては広告コストで成り立つ間接的な負担ですが、生活者が負担していることは事実です。

地デジとネットの進化は、ペイパービューのテレビ時代だといわれています。どんどん加速していくのでしょう。

我々の世代はついていくのが精いっぱいで
その是非については次の世代に任せることなのかもしれません。そう思います。

広告も商品価値でペイするのではなく、情報量負担でコストから切り離す時代が来るのかもしれません。

何やら長くなりました。
ついついこのテーマは黙っていられなくて・・・

また語りあいましょう。
  • michichika
  • 2009/07/02 1:20 PM
コメントありがとうございます。
今回の文章は、多分にmichichikaさんを意識して書きました。

情報はタダだと考えるのは、アジアの人の習性だと聞いたことがあります。しかし、有用な情報はタダでは手に入らない、だから貴重であり、だから目を光らせる必要がある。

今後、無責任な情報が今以上に氾濫する世の中になります。(何せ、僕でさえブログやっているぐらいですから・・・。ははは。)そんな中で、ぶれない価値観を持ち、取捨選択能力をつことの出来る人になりたいと思っています。また、教えて下さい。

  • 水上
  • 2009/07/04 9:54 PM
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